
今やアートクルーの主力商品から外せない、真鍮部品。
お店には随時沢山の種類の取っ手やフックなどが揃っているので、初めて来られた方も数の多さに驚かれることも少なくありません。
最近はDIY人口も増えて、全国からご注文を頂くようになりました。
インドネシアで手作りされているこの部品達。今でも砂型を使った鋳物細工で、ある程度の量産はできるものの、金型成型とは違い、まだまだ手作りの味わいが色濃く残るとても風合いのある部品です。
真鍮無垢の存在感とその手作り感こそが、この金具の最大の魅力。
少し歪な形が心地よさを演出してくれるのだと思います。
前にも、この手作りの金具の個体差について少しお話したことがあります。
入荷ロットによって少し違うことがあって面白い…と。
見た目に少し違うこの左右の取っ手。
えくぼがあるかないか….。
例えばこれ。
型は同じなのですが、取り付けのビス穴の数が違います。
取り付けてしまえば、見た目大きな差はないのですが、
取付の手間が2倍になる(笑)
その分しっかり固定できる。
ちなみに先に紹介した二つは外見、見た目の意匠が違うと言えば違います。
まとめてご注文頂く場合は極力揃えて出荷するように心がけます。
次に紹介する取っ手は見た目はほぼほぼ同じなので見逃しがちですが….
ん?どこが違うん? でしょ?
裏返したら….違いますね。どうやら現地の砂型自体が変わったようです。
見た目は同じですが、重量が違うのと、持った感じの手触りが違います。
続いてこちらの楕円型のつまみはどうでしょう。
並んでるうちどれかひとつだけ違います。
逆に手作りなので、どれも違うと言えば違うのですが、
画像で見る限り、違いを見つけるのは難しいですね。
実は下から2つ目。
こちらもおそらく型自体が更新されたのでしょう。
どうやら軽量化を図ったようです。
どちらが正解というわけではありませんが、個人的には、中身の詰まった、重量感のある、肉厚な方が好きでした。
軽量化により多少コストダウンできたので、価格は安くなっています。
ま、これもいつまた型が変わって元にもどるかはわかりませんが(笑)
背比べ…
ではありませんが、先日ネット購入のお客様よりご指摘があったのは、
取付ネジの入り込みが違うこと。
画像のようにネジの入り込みがそれぞれ微妙に違うのです。
取付の板厚も、取り付ける素材も、仕上げも皆さん一様ではないので、何ミリのものが正解!という設定はもちろんないのですが、
ピタッと合うものもあれば、数ミリ隙間があいたり、ネジが短すぎたり…..。
取付は簡単とは言うものの、サイズの合うネジや、ワッシャーを用意したりと、少し手間がかかるかもしれません。
「手がかかる子ほどかわいい」目線で、「面倒掛けやがって、こいつっ」 とかいいながら、
それぞれの個性に耳を傾けてDIYを楽しんでいただければ….なんて思っています。
簡単につけられると思ったのに….と残念がらず、
取付のことでわからないことなど、ご購入前にご相談いただければ、ネジのサイズもご対応いたします。
以前の記事はこちら「個体差と呼べる範囲」
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