小さな部品の大きな役目

棚受 製作 修理

何やってんの~

工房での作業は大きいものから小さいものまで、多岐に渡ります。
見ただけでは一体何の作業なのかわからず、後々、へ~~そんなん作ってたんや…ということがよくあります。

今回も危うく見逃すところでした。

棚受 製作 修理

ボール盤にヤスリを当てて、工具でも磨いてるのか??と通り過ぎようかと思いながら、よく見るとどうやら違うらしい。
「それ、何やってるん?」と質問してみた。

キャビネットのちっちゃな部品が欠品していたので、作ってる と。

棚受 製作 修理

その部品がこれ。
キャビネットの棚を受けるダボ金具。
でっかい2m越えのキャビネットのほんの30mmほどの部品。

棚受 製作 修理

ここのこの部品です。

これが一つないだけで棚板が乗せられないのだ。

このサイズのこの形 なかったら作らなしゃ~ない。

棚受 製作 修理

なんかないかな~と探して、廃材部品の中から見つけたのがこの部品。
これで作ろ!ということで、さっきの削る作業につながったわけです。

 

棚受 製作 修理

本来穴を開ける道具のボール盤、ドリルをくわえさすところにこの部品を挟み、ちょうどいい口径になるまで、ヤスリでひたすら削る。
頭と道具は使いよう 馬鹿とハサミは使いようやったか。
専用のモノがなくったって工夫1つで役に立つのです。

棚受 製作 修理

ちょうどいい厚みの鉄のL字の金具を座にする為に型を取って、

棚受 製作 修理

さっき削ったダボ部分を溶接するために、穴を開けます。

棚受 製作 修理

え?
また目を離したすきにできてしもてるやん。

私もずーっと見てるわけにはいきませんやん。
また溶接バチバチ~のいっちゃん派手な作業のとこ画像あらへんやん(笑)

棚受 製作 修理

はい、このような形で、部品が出来上がりました。

取り付けたら、さも最初からそこにいたみたいな顔になります。

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まだメンテ中ですが、このキャビネットのダボ棚受け金具でした。

小さな部品1つあるのとないのとでは、大違いです。

小さな部品の大きな役目。

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