座面の修理は珍しくありません。修理のご依頼の中でも断トツに多いです。
しかし、使い方などにより状態は悪化します。
座り心地が悪い原因は、クッション材がヘタってくることと、中のベルトが緩んだり、はずれてしまったりすることが多いのですが、そのまま座り続けるとフレーム自体にも影響が及びます。
背もたれ部分はほとんど問題ありませんでした。
蝶番でついている背もたれなので、まずは取り外します。
座面がかなり落ち込んでいます。
まずは座面の回りの鋲を一つずつはずして、
座面を剥がします。
大きな破れはないものの、数か所の補修とステッチの修理をするか、
新規の革を張り替えるかという選択で、今後長く使って行くためにも、ステッチなしの一枚革を張ることに決定。
中身は、やはりフレームごとはずれて落ち込んでいることが判明。
ベルトをすべて取り外し、枠から成形し直すことになります。
身ぐるみはがされ、骨だけになったかと思いきや、すでにフレーム修理は終了。ベルトを張ります。
と、思ったのもつかの間…いつの間にかベルトも張り込まれ、裏側から布を当ててカバーします。
座面のレザーも新調して、背もたれも補修し、いよいよ完成です。
シャキーン!
綺麗にしあがりましたね。また引き続き大事にしてもらうんだよー。
以上、人気のBemo Chairの修理の巻でした!
座り心地の悪くなった椅子はありませんか?
座面のクッションのヘタリだけでなく、ベルトが切れたり、枠が落ちたりしている場合、そのまま使い続けると危険です。お早目にご相談下さい。
家具修理ご相談いつでも承ります。
京都 二条 アーティファクトスリーディー
TEL 075-812-5076 水曜定休
弊社オリジナル家具以外にも他社製、アンティークもご相談ください。
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