日本で初めてオルガンを作った西川オルガン

リードオルガン アンティークオルガン

リードオルガン ストップオルガン アンティークオルガン

アンティークリードオルガンです。
前回のレトロフェアの迫力あるピアノとはまた違う、素朴で何とも言えない愛らしさを感じます。
ストップといわれるボタンが9ツついています。
このボタンを引くとビブラートがかかったり、和音を奏でたりします。
鍵盤分ある沢山のリードが内臓され、そのリードに空気を送り込むことで音を奏でるというわけです。昔懐かしい音色です。
見た目の美しさは言うに及びません。

今回初めて手掛けたオルガン修理、それはそれは、それは大変だったようですが、とてもやりがいのある、達成感のあるお修理だったようです。

そこで、リードオルガンのことを調べてみると結構面白い歴史が知れました。以下簡単ですが、長いので興味のある方はどうぞ(笑)

西川オルガン アンティークオルガン エンパイヤオルガン 日本楽器製造

エンパイヤオルガンと名の付いたこのオルガン。
推定、大正末期から昭和初期製のものだと思われます。
「NIPPON GAKKI SEIZO KABUSHIKI KAISHA YOKOHAMA KOJO」
と記されています。

これは今のヤマハの前身である「日本楽器製造株式会社」(以下日本楽器)にあたります。もっとひも解けば、
日本で初めてオルガンを製造したと言われる、横浜の西川オルガン(西川楽器)が、大正10年この日本楽器に吸収合併され、オルガン製造の技術に定評があった西川楽器の職人たちが、社名が変わっても同社の横浜工場で、西川ブランドを守り続けたという逸品です。

リードオルガン ストップオルガン アンティークオルガン

リードオルガンファンにとっては西川のオルガンは逸品中の逸品なのでしょう。

博物館や資料館にあってもおかしくないほどのものが近くにあると思うと、少々緊張いたします(笑)

もっと詳しく知ってみたい方、検索すると結構マニアックな情報が色々ありますよ。

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