修理にもいろいろありまして。

椅子修理 クッション縫製

最近はもっぱら家具の修理ネタということになってしまってますが....。
やはり、家具の修理でお困りの方はまだまだいらっしゃるようで、
今日も朝のオープンを待って、修理の相談に来られたご近所さんがいらっしゃいました。

今回のミッションは昨年末からご依頼頂き、この春にようやく納品させて頂いた案件です。

椅子修理

建物のリフォームをきっかけに、傷んでいる家具を甦らせて使いたいということで、インターネット検索で弊社にたどり着き、ご来店頂きました。

椅子の座面と背もたれのクッション部分の、カバーと中のクッション材が劣化してしまっていて、新調したいというご依頼。
すでに一度背もたれのクッションはご家族の方が別の布地でカバーを作られたらしく、背もたれと、座面が柄違いになっていました。個人的にはこうやって使い続けておられるのを見ると、「とてもいい!」と思ってしまうのですが、5脚ある座面と背もたれをご自身で作るというのは相当の労力ですし、立体縫製なので、少し難関です。

フレーム自体の傷みはないらしく、クッション部分だけを製作してほしいということで、本来から言えば、弊社でいう家具修理からは少し方向の違うご依頼ではありましたが、まだまだ大事に使って行きたいという思いに賛同。うちで協力できることであればということで、具体的にお話しを進めることにしました。

椅子修理 クッション縫製

ビフォアーの画像です。

クッション材もかなりヘタっていて、体重のかかる座はクッションの下の支えがお尻に当たってしまうほど落ち込んでいます。中の充填材ウレタンフォームの新調と、全体の椅子の顔となる、クッションカバーの製作をすることになりました。布地選びは、すでにご自身でお探しになったとのことで、ネットでご注文手続をされ、布地会社から弊社へ納品していただくことになりました。

椅子修理 クッション縫製

本体の修理はないので、クッション縫製のパターン作成とクッション材の検証の為、1脚分の背と座のクッション2点をお持込頂きました。

かさばるフレーム自体の移動がなかったので、意外にも修理のネックとなる、配送費用も最小限にとどめることができました。

縫製はいつもお世話になっている知り合いの革職人Jくんにお願いし、中身のウレタンのアレンジをうちが担当しました。ウレタンの種類をいくつか合わせて座り心地を再現するのはもちろん、フレームに当たる面には少し固めのクッション材を加えることで、傷みを最小限に抑える方向でお客様と打合せをしました。

椅子修理 クッション縫製 モケット生地

椅子完成です!

通常はうちで完成した状態を確認できるのですが、今回はクッションの製作のみでしたので、お客様の元へ納品後、
この画像で初めて完成を見せて頂き、安心いたしました。

椅子修理 クッション縫製 モケット生地

サイズもピッタリでしたね。
まだおうちはリフォーム中だということで、全体のセッティングはできておらず、ご報告用にと、わざわざ一脚セットして、画像をお送りいただきました。ありがとうございます。

生地は高級感のある紺色のモケット。
今後の参考にと、ご購入になった生地屋さんもご紹介頂き、

URLの掲載もOK頂いたのでいっしょにご紹介します。

生地が少し余ったので、この椅子以外にも、同じ布で小さなスツールの座面張替なども追加で製作させて頂きました。
新しいおうちで使って頂けるのが楽しみです。

...その後、追加で製作させて頂いた椅子の画像もお送り頂きましたので、追掲載させて頂きます。

椅子修理 張替 モケット生地

調べるに、先にご紹介したソファやダイニングチェアは老舗国産家具メーカーさんのものらしく、
引き継がれたお客様も喜んでおられました。
さすが。作りがしっかりしたものは何十年と使い続けられる。

椅子修理 張替 モケット生地

違うタイプの椅子を同布でセットアップできるのは、張替アレンジの成せる業ですね。
トータルコーディネートできて素敵です。

椅子修理 張替 モケット生地

お客様から頂いたコメント...

『ご先祖様、良いもの遺してくれたなあと感謝すると共に、
そのような趣旨に賛同して面倒なお仕事を快く引き受けて下さり、
誠実に期待以上の仕上げで応えて頂いた貴社との出会いにも感謝・感謝です。
今後とも益々のご活躍ご繁栄をお祈り致します。』

こちらこそ、お声かけ頂き、大切な継承にお役にたててうれしいです。
これから数十年とお使い頂き、新たな世代へ繋いでいって下さい。

家具修理ご相談いつでも承ります。
京都 二条 アーティファクトスリーディー
TEL 075-812-5076 
水曜定休
弊社オリジナル家具以外にも他社製、アンティークもごご相談ください。

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